加熱式タバコは初代iQOS、gloから低温加熱のploom TECHシリーズを含め、全て所有しています。
喫味の好みは人夫々ですが、個人的には最新デバイスであるPloom Xが最良の加熱式タバコ・デバイスです。今の所、発売されてからはglo hyperからPloom Xに乗り換えています。
Ploom S 2.0から何が変わったのか?各社デバイスとの比較を交えてレビューします。
全デバイスのレビュー
PM、BAT、JT全社が販売している加熱式タバコの各種比較レビューはこちら。
glo hyperのレビューはこちら。
プルーム・エス シリーズの特徴は
- PM/BAT/JT3社の加熱式タバコで、タバコ葉の香りを一番強く感じる
- 焦げ等の雑味が現れず、最後まで風味が劣化しない
- クリーニングの手間がほぼ不要
- キック力が弱い
- 5パフ程度で香りが徐々に弱まってくる
1番美味いと思うものの、iQOS/gloと比較すると吸いごたえに不満があるのがプルーム・シリーズでした。
Ploom S→Xの変更点
外観
カラーバリエーションは「シルバー」と「スレートグレイ」の2色。
実物のシルバーは写真のようにくすんでおらず、ギラギラとメタリック感があります。
スペック
初代からのPloom S 2.0の改良点は、
- フル充電での使用本数増加 (約10本 → 約20本)
- テイスト・アクセル機能搭載
- 充電コネクタの変更 (Micro USB → USB Type-C)
- 加熱方式を”HEATFLOW” に変更
- Bluetoothでスマホと接続できる
となっています。テイスト・アクセルは無くなりました。
HEATFLOW方式で加熱温度が上がり、従来の約200~250℃から295℃へと上昇。
この加熱温度はiQOSとほぼ同じで、glo hyperと比べると若干高い温度となっており、真の高温加熱型デバイスへと進化しています。
Bluetooth接続はオマケ機能になりますが、デバイスをどこに置いたっけ?と、忘れがちは人には重宝するはず。
- スマホでバッテリー残量を確認可能
- スマホから一定距離内にあるときだけデバイス起動が可能
- デバイスの場所を確認可能
となっています。自宅用と職場用等、複数台持ちしている人は便利な機能かもしれません。
喫味レビュー
Ploom S/Xシリーズ専用スティックはメビウスとキャメルの2ブランドで全12種類。
この中から3種類の喫味をざっくりと紹介します。
さらにざっくりと言うと、タバコ葉の香りを楽しむならメビウス。フレーバー系メンソールを楽しむならキャメルに大別できます。
メビウス・リッチ
レギュラー派に最初に試してほしいスティック。
Ploomシリーズでしか味わえないタバコ葉の芳醇な香りが感じられます。
一服目に感じるキック力はiQOSと同等で、Ploom Sの喫味を知っている方ならきっと驚くはず。
また、ニコチン摂取感も十分にあり、iQOS/gloと大差ありません。
メビウス・スムース
こちらはリッチよりもマイルドな香りで、やや甘みを感じます。
リッチが多少個性的な風味と例えると、スムースの方が万人受けしやすい香りになっています。
キャメル・メンソール・マスカットグリーン
メンソール系からはフルーツフレーバーのキャメルを紹介。
ガツンと来るメンソールタイプではないものの清涼感は十分に感じられます。
マスカット風味も良い香りをしていますが、やや芳香剤のような薬品臭を感じます。
フレーバータイプの中ならシトラスが芳香剤臭はしないと思います。
キャメル・シリーズの方がメビウスよりも選択肢は多いですが、マスカットグリーン以外の銘柄も、全てキャメルの風味があります。メビウスよりは若干クセのある香りだと思います。
アップルフレーバーの「メンソールレッド」も、アップルキャンディーのような香りですが爽やかで、フレーバー系は全般的に女性ウケするラインナップとなっています。
総評
Ploom S 2.0でも、まだキック感が足りないと感じていましたが、Xの登場でiQOS/gloと同等のキック感を得られることができました。
JT、今度こそ本気になったな、と。
JT好きで高温加熱式タバコを吸いたいユーザーなら、間違いなくオススメできる製品に仕上がっています。
ストロングポイント
クリーニングが他社製品と比較して圧倒的に楽です。
これはもう比較しようが無いほど違います。
iQOSは加熱ブレードや底部にカスがこびりつき、頻繁に掃除しないと雑味が気になる点がイヤでした。
glo hyperは、専用ブラシで掃除しても底にカスが溜まるわ、スティックが刺さらなくなるわ、スティックを抜くときに中で折れるわと散々な印象。
中折れ、、、ダメ、ゼッタイ(´・ω・`)
最終的にはgloストアに持っていってメンテしてもらう事がしばしばありました。
スティック挿入部の底部からネットリしたものが付着していき、これはブラシでのクリーニングでは取れません。
Ploom Xはと言うと、1カートン吸って掃除した結果がこれです。
写真が白飛びしたのではなくて、本当に綿棒に汚れがついていません。
これ、掃除しなくていいんじゃないか?と思ってしまいます。
喫味においてはiQOSと大差無いと思います。個人の嗜好の問題でどっちを選ぶかになったと思います。
glo hyperと比較した場合では、gloは後を引く苦味が気になっていたので、個人的にはPloom Xに軍配が上がります。
また、Ploom Sは最初の5パフ位から風味が急激に失われていきましたが、Ploom Xは結構保つようになりました。
ニコチン摂取感も上がり、iQOS/glo hyperと比べても劣りません。
ウィークポイント
Ploom Sと比較して、旨味が落ちました。
Ploom Sは最初の5パフ程度ですが、雑味がないタバコ葉の風味を物凄く感じられるのが魅力でした。
Ploom Sの後継として名称をS 3.0とせず、Ploom Xという名前にしたのは約300℃の高温加熱式にしたからだと勝手に推測しています。
Ploom XはSとは別モノとなりました。
Ploom S 2.0の加熱温度は約200~250℃でしたが、他社製品同等の約300℃にした事で喫味がガラっと変わりました。
Ploom Xを使い始めた当初はメビウスのタバコ葉の風味を感じて最高のデバイスだと思いましたが、S 2.0が持っていた風味より劣る点が気になるようになりました。
S 2.0との50~100℃の差は、かなり大きいです。
Ploom Sの風味が好きなユーザーは、改良された新製品という認識を持たない方が良いです。
キック力を上げた代わりに風味が落ちてしまったJT製iQOS、それがPloom Xです。
私はiQOS/gloと比較してタバコ葉の香りを一番感じるので好きですが、300℃まで温度を上げた結果、風味の減衰と雑味の追加。
タバコ葉の風味を損なわないように試行錯誤して設定されたのが、従来の約200℃という温度だった事がよくわかりました。
各社デバイス・オススメ度
紙タバコは一切吸わなくなった喫煙者による独断のデバイス比較です。
機種名 | キック感 | ニコチン摂取感 | オススメ度 |
---|---|---|---|
紙タバコ(6mg) | ★★★★★ | ★★★★★ | ☆☆☆☆☆ |
iQOS | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
glo | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
glo hyper | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
Ploom TECH | ★☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ★★★☆☆ |
Ploom TECH+ | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ |
Ploom S | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
Ploom S 2.0 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
Ploom X | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
約300℃の高温加熱式デバイスなら、Ploom Xが一番良いというのが私の嗜好。
とにかくクリーニングが楽で、喫味が徐々に不味くなっていくことが無いのがPloom S/Xの良い点。
iQOSの新型であるイルマはブレードレスなので雑味とクリーニングの手間は改良されていますが、iQOSシリーズはデバイス価格が他社デバイスよりも高いので、ランニングコストを考えると、ややマイナス。
Ploom Xは10月4日まで2,000円引きの1,980円で販売中です。
glo hyperは前述していますが、苦味が強いのが残念な所。
iQOSの雑味が嫌いでglohyperに乗り換え、フレーバー系メンソールを吸って今は慣れてしまいましたけれど。
喫味、タバコ葉の風味を最重要視するなら従来のPloom S 2.0。但しキック感は劣ります。
禁煙したいがやめられないという方向けは、低温加熱式のPloom TECHシリーズで禁煙まで慣れていきましょう的なポジションは変わらないですね。
嗜好品ですし、最終的にはどのデバイスの風味が一番気に入るか、ですよねぇ。。
私は、加熱式タバコはiQOS(パーラメント)を吸っていました。
当時は海外在住でパーラメントを簡単に購入できたからなのですが、帰国して入手するのが難しくなった為、他デバイスを全て試してみました。
結果、Ploom TECH+、Ploom Sの喫味を気に入った事から、今もPloom推しが強い事を最後に申し添えさせて頂きます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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