ジョンズ・ホプキンス大学のCOVID-19統計データ可視化&データを見た違和感

雑記

先日、都道府県別の新型コロナ(COVID-19)感染者数の遷移を可視化した動画を作成しましたが、今回は世界各国の感染者数の遷移を可視化してみました。

都道府県別の感染者推移

冒頭に書いた、国内、都道府県別の感染者数遷移のブログはこちら。

www.initial-jj.com

 

統計データの引用元について

可視化動画を作成するにあたり、データはアメリカの私立大学、ジョンズ・ホプキンス大学が公開しているデータを使用しました。

ジョンズ・ホプキンス大学は、地域毎のConfirmed/Deaths/Recovered/Active数を集計して、日毎にcsv形式でGitHubで公開しています。

systems.jhu.edu

上記サイトにあるリンクからGitHubにジャンプできます。

github.com

 

同梱されているREADME.mdにcsvファイルに記録されているデータの説明が書かれていますが、

  1. Confirmed : 感染者(可能性のある者も含む)
  2. Deaths : 死者
  3. Recovered : 回復者
  4. Active : 陽性者 (= 感染者合計 ー 回復者数 - 死者数)

となっています。

国名だけではなく、緯度経度や10万人辺りの患者数などのデータも含まれています。

ジョンズ・ホプキンス大学 COVID-19 新型コロナ データ

csvファイルの内容(抜粋)

今回着目したデータは「Active」です。

 

世界各国の感染者数の遷移

陽性者数トップ20の国を時系列で可視化した動画はこちら。

動画のサムネイルに書いている通り、期間は2010/3/24から昨日(2021/2/28)時点で取得できた最新データの2021/2/24までとなっています。

3/23より前のデータは”Active”が存在せず、3/23と3/24でデータ管理方法が大きく変わったため、Active数に主体を置いた今回の分析では3/23以前のデータは除外しました。

公開データを見て感じた違和感

ジョンズ・ホプキンス大学が出しているデータは、各所で研究に使用されている貴重なデータなのですが、私個人が見てもわかる違和感がありました。

 

その一つが、ダイアモンドプリンセス号です。

ダイアモンドプリンセス号

csvデータ中のregionに”Diamond Princess”という項目が存在しており、これが出現するのは2020/3/25からです。

これ以前の2020/3/23までは”Cruise Ship”という項目でクルーズ船は集計されていました。

なお、”Cruise Ship”は、2020/3/23を最後にregionが存在しなくなっています。

 

Cruise Shipを細分化したのか?と思われますが、問題点はそこではありません。

”Diamond Princess”は、2020/3/25にActive=115人で出現した後、5/10に48人に減少しますが、なんと10/9まで48人が続いていました。

 

これはさすがに変です。

ジョンズ・ホプキンス大学の公開データには、朝鮮民主主義人民共和国(North Korea) は存在しません。

中国を含め、共産主義国のデータに信頼性が無い事は研究者もわかった上でデータを使用していると思いますが、民主主義国家に属するデータが長らく更新されていない事は問題ではないでしょうか?

 

可視化データを見た主観

まず、アメリカがランクインするのは4/11(動画の0:40)です。

これ以降、アメリカの感染者は減少しないどころか増加の一途を辿ります。

 

2020/10/29、コロンビアが突如ランクインしますが、2日後の10/31には圏外に降格(動画の6:30頃)。

これはコロンビア政府発表値による為、違和感がありますが仕方ないと思います。

 

その他では、国内ニュースでも耳にする事があるイタリア、イギリス、インド、フランス等の国に着目して陽性者数の推移を見ると、封じ込めに成功したのか苦労しているのかがわかると思います。

 

少なくともアメリカのコロナ陽性者数は他国と比べて別格である事がわかります。

 

今回のデータ分析は「陽性者数」にフォーカスを当てました。

人工比率で分析すると、違った側面も浮かび上がると思います。

しかし、アメリカの土足文化やハグ・握手文化、主としてトランプ元大統領主導による支持者達の「マスク不要論」がこの結果を招いた事は推測できるのではないでしょうか。

 

日本国内に目を向けた場合、冬入りした後に主要都市で緊急事態宣言が出される事となりましたが、世界全体で考えると、日本は充分コロナの封じ込めに成功していると思えます。

 

インバウンド需要に目を向けた結果、対策が遅れたと指摘される声もあります。

水際対策については今でも充分ではないと思いますが、それでも世界全体で見ればパンデミックと騒ぐ程の猛威をふるっている事はないと思います。

 

とは言え、私個人としては、需要喚起目的とは言えGOTOキャンペーンに乗る気はありませんでした。

外出自粛を余儀なくされている場所から、わざわざ今を狙い目と考えて遠出する事は関心しませんが、その辺は人夫々の考えで行動している事なので敢えて異論を唱える事はありません。

 

それよりも、街中で見かけて気になるのは、マスクをしているとはいえ、ぺちゃくちゃと話しながら歩いている女性(中年~高齢層)でして、「黙って歩けば?」と思います。

なお、私はフェミニストではありません。

男尊女卑でもありませんし、家事炊事も自分でこなす男です。

 

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