先日、パチスロ系YouTuberの桜鷹虎(さくらたかとら)氏が、同じくYouTuberのシバター氏を訴えました。我が家も裁判で争った事があったので、パチスロネタに絡めて裁判費用にフォーカスを当ててみました。
桜鷹虎 VS シバター
YouTuberな2人
シバター氏と言えば炎上系YouTuberとして知名度が高いようですが、私は数回視聴した程度です。桜鷹虎氏も何回か視聴した事がありますが、回数はシバター氏に比べて少し多い程度。桜鷹虎氏は「日雇いのスロカスが消費者金融から金を借りてパチスロを打ちに行く」という設定?でホール実践動画をアップしています。
2人の間に何が起こったのか?
- 特別警戒宣言で自粛ムード真っ只中、ホールに通い続ける桜鷹虎
- 新台の実践動画をUPし続けていた為、特別警戒宣言後に通っていた事が判明
- シバター、4回にわたり噛み付く批判動画を投稿
- 桜鷹虎、シバターに対して民事訴訟及び刑事告訴。請求額は最大数千万円
- シバター、批判動画を全て消す
という経緯です。詳細は下記の外部サイトをご参照下さい。
2人の件はどうでもいいのだ
私にとっては両氏の配信動画を定期視聴しているわけでもなくファンでも無いので、「ま、頑張ってね」程度の感想しかありません。個人的には、炎上系のシバター氏よりも、金融業者から金を借りる所からホールに通うまでの過程を撮影してコンテンツにしてしまう桜鷹虎氏に嫌悪感を抱いています。だから、文頭に「そういう設定?」と書いたんですけどね。ガチなわけが無かろう、と思って見てました。
裁判費用ってどの位かかるの?
刑事告訴は横に置いておいて、民事訴訟をした事がある人って国民の何%なのか?調べてもないんですけれど、レアケースだと思うんですよ。
しかーし!JJ家は民事訴訟の被告になったことがあるのです。
事の顛末
- 生家の土地境界が曖昧(塀がない)な状態だったので、塀を作ろうとした
- 隣家、弁護士を通じて「工事差し止め」を通知してくる
- 我が家、「工事継続」と返答
- 隣家、「仮処分申請」
- 我が家、裁判所から「仮処分決定通知」を受け、「異議申し立て」
- 隣家、原告となり我が家を訴える
- 色々あって、原告敗訴 (JJ家、勝利!) ※色々の理由は最後に書いています
でした。
裁判期間
工事を開始して「工事中止」通達を受けるまでが2ヶ月。ここから1ヶ月以内で仮処分決定に対する異議申し立てまで進みました。裁判はこの2週間後から始まりました。
そして、地裁の判決が出るまで約3年です。
しかし、原告は控訴します。高裁は「控訴棄却」。これが1年。
さらに、原告は上告します。最高裁は「上告棄却」。これが半年。
裁判費用
かかった費用は
- 弁護士に対して、「仮処分」に対する処理費用で10万円
- 供託金100万円
- 地裁で争う為の弁護士報酬が、着手金20万円と成功報酬が30万円
最高裁までいきましたが、高裁・最高裁とも棄却しているので、ここは費用は発生していません。
我が家は工事を約5年も止められた事で損害を被っています。風雨に晒されて工事を最初からやり直しになったわけですから。というわけで、民法709条に則り逆提訴。損害賠償請求を行いました。被害額は約100万円。
この結果は和解となりました。和解金は70万円。
裁判費用は被害額推定によって変わるもの
というわけで、民事訴訟にかかる費用の1例でした。このケースと同様の訴訟だとしても、地価によって弁護士報酬は変わります。
あと、父が懇意にしていた弁護士さんだったので、ディスカウント価格で請け負って下さったと思われます。
おまけの小話
一軒家に住まわれている方は測量図を保管なされているはずですが、我が家は昔からの土地で、近所でも境界線が曖昧で、口約束で境界を決めた時期があったようです。
裁判が始まった後、第三者立会いのもとで祖父が境界線をビシっ!と指差して示しました。が、それが原告が提出したナゾの測量図と差異があったわけです。まぁ、原告は土地を奪いに来ているので、同じ測量図なら争えるわけないですし。
結果的には、法務局で保管されていた「地積測量図」と、祖父のビシっ!と示した境界線が1ミリも違わず一致したそうで、これに両親は驚愕したそうです。この測量図が決定打の証拠となり、原告は敗訴しました。
祖父、すごい!。という小話でした。
ご覧いただき、ありがとうございました。
コメント
お祖父ちゃんスゴすぎる…ッッ!
劇的なお話。勝訴でよかったです。