ついにJTが本気を出しました。加熱式タバコ、プルーム・エスの最新版2.0の使用感レビューです。
20歳未満の者の喫煙は、法律で禁じられています。また、本記事は喫煙者向けに書いており、喫煙を助長するものではない事をご了承下さい。
全デバイスのレビュー
PM、BAT、JT全社が販売している加熱式タバコの各種比較レビューはこちら。
glo hyperのレビューはこちら。
個人的嗜好もありますが、初代プルーム・エスの特徴は
- タバコ葉の香りが良い。PM/BAT/JT3社の加熱式タバコで1番美味い
- 焦げた雑味が無く、最後まで風味が劣化しない
- クリーニングの手間いらず
- キック力が弱い
- 5パフ程度で香りが弱まってくる
でした。
1番美味いものの、弱点の方が多かったのがJTのプルーム・エスでした。
変更点
初代からの変更点は、
- フル充電での使用本数増加 (約10本 → 約20本)
- テイスト・アクセル機能搭載
- 充電コネクタの変更 (Micro USB → USB Type-C)
となっています。
開梱した中はこのようになっています。
ホワイトを購入しましたが、見た目も感触もタマゴそっくり。手触りが良いです。
喫味レビュー
2.0のキャッチコピーは「メンソール特化型」。
私はレギュラー派なので関心をそそるコピーではなく、レギュラー派への訴求力ゼロ。それだけメンソール派が多いんですかね?知らんけど。
テイスト・アクセルON
加熱時間が40秒から30秒に短縮され、加熱ピークが従来品よりも長くなるのがテイスト・アクセルONモードです。
この10秒の差、少しではありますが、早く吸えるインパクトは充分。iQOS、gloの加熱待ち時間と大差がなくなりました。
加熱ピークを前倒し&持続する事でメンソール・テイストが際立つという事なんですが、確かにメンソール感が強くなっています。
レギュラーも然り。キック力が初代より遥かに強くなっています。他デバイスと比較すると、初代gloと同等以上はあります。
また、旨味の持続時間も長くなり、徐々に弱まりはするものの加熱終了まで旨味が続くようになりました。これはかなり大きな改良となっています。
テイスト・アクセルOFF
従来のプルーム・エス同等の加熱になります。
旨味を重視する人はOFFで使用する事になります。
テイスト・アクセルの切り替え
切り替え方法は、加熱ボタン(アクション・ボタン)を3連続押すとON/OFFが切り替わります。
旨味重視の場合はOFF、キック力重視の場合はONと使い分けできるようになっています。これが、JTの苦肉の策というか、製品化するのに苦労した点と思います。
総評
フル充電で1箱分吸えるようになったのは大きいです。これでiQOS、gloと互角になりました。初代のフル充電で約10本しか吸えないのは、外出時のお供にはならず不満がありました。
また、テイスト・アクセルON時のキック力と旨味の持続時間が予想以上に上がりました。
メンソール派はテイスト・アクセルON1択になると思いますが、レギュラー派は悩むと思います。その理由は、喫味が変わる為です。
テイスト・アクセルをONにすると、従来通りにJT特有のタバコ葉の旨味は味わえますが、若干風味が落ちます。しかし、キック力UP&旨味の持続UPという、従来品での不満点が解消されます。
この為、JTはテイスト・アクセルON/OFFを切り替えられる仕様にしたのではないかと思います。加熱温度、加熱ピーク時間の研究と調整を重ねた結果、最新プルーム・エスがローンチされたと思います。
個人的にはタバコ葉の香りが一番良いのがJTのプルームシリーズだと思っています。プルームSは、紅茶葉のような品の良い香りがします。
しかし、プルーム・エスはこの旨味を出すことを優先した結果、総合力でiQOS、gloの後塵を拝していたのは否めません。恐らく、葉の香りを損なわない加熱調整が難しかったのだと思います。それは、今回ガジェットでアクセル・テイストOFF(=従来品の加熱) ができる実装をした事で察しました。
アクセル・テイストONモードのプルーム・エス2.0はキック力も加わり、プルーム・エスをベスト・チョイスにする人が増えそうな好印象の良ガジェットでした。
各社ガジェット・オススメ度
紙タバコを全く吸わなくなった喫煙者による独断のオススメ表です。
機種名 | キック感 | ニコチン摂取感 | オススメ度 |
---|---|---|---|
紙タバコ(6mg) | ★★★★★ | ★★★★★ | ☆☆☆☆☆ |
iQOS | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
glo | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
glo hyper | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
Ploom TECH | ★☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
Ploom TECH+ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ |
Ploom S | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
Ploom S 2.0 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
バランス重視なら「Ploom S 2.0」がオススメです。苦味が気にならないなら「glo hyper」。glo hyperはとにかく苦く、喫煙後も舌に苦味が暫く残ります。旨味はPloom Sが頭一つ抜きん出ています。
加熱式タバコの代表格であるiQOSは、現状ではオススメしません。
比較ガジェットが無かった頃ならまだしも、現在は大手3社がしのぎを削っています。iQOSはブレード加熱式が長所ですが、雑味が増していき、クリーニングが必須という短所にもなっています。今から加熱式タバコを吸うならiQOSはオススメしません。
喫煙後のたばこスティックの焦げ付き具合を比較しました。
焦げ具合≒雑味の多さ。
gloはスティックの外側を加熱する方式なので、見た目ほど雑味はありません。
初代プルームエスの裏技が使えなくなった
テイスト・アクセルのモード識別にLEDランプを使用した事で、初代プルーム・エスの隠し機能が使えなくなりました。
それはLEDランプの色を変更する事。
プルームエス2.0買ったけど、初代のLED色変更ができなくなってるやん#プルームS #プルームエス pic.twitter.com/dRbNa9egrQ
— Initial JJ (@initial_jj) 2020年7月15日
アクションボタンを14回連続押下した後に横を叩いたらLEDの色を変更できる裏技があったんですが、これができなくなりました。ちょっと残念。黄色や紫色に変えられたのが良かったんですけどねぇ。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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