iDeCoの運用実績はこれまでに数回ブログで公開しているので、今更iDeCoの資産運用記事を消すのも憚られまして。
どうせならここ数年間しっかりと分析していなかった損益推移を可視化し、拠出金累計と現在資産価値を把握して今後の運用方針を考えようと思います。
2005年に企業型DCでスタートして16年目。10年以上経過した現時点までの運用結果を公開します。
同年数投資している方が見ればさして特別な事ではないと思われるでしょうし、むしろ鼻で笑う方が多いでしょう。若年層や投資未経験の方がご覧になれば、これ位の結果は出るもんだという印象を持たれると思っています。
私の運用方針
基本、ほったらかし投資です。
ほったらかし投資と言うもののリスク管理は怠っていません。
日々、相場変動は気にはなりますが、iDeCoは長期投資である事とスイッチングに時間がかかる為、資産減少しても一喜一憂する事はありません。
2005年スタートで、運用利回りは年間7%が目標です。
あと、2017年に企業型DCからiDeCoに移管しています。
累計拠出金&評価損益
現在の評価損益(運用益)
アセットアロケーション、ポートフォリオは明確には公開しませんが、大凡見当はつくと思います。
また、運用商品は完全に伏せさせて頂きます。これは、私が株式投資も行っているので保有ポジションを公開する事を禁則事項としている理由からです。
もしこのブログをご覧になった方が同じ商品を購入なさっても、損失を出した時に私が保証できるものではありませんので、購入商品に関心があった方には申し訳ありませんが、ご了承下さい。腰を据えた長期投資の1つの結果としてご覧下さい。
評価益:+2,012,548円
損益率:+20.2%
拠出金と資産残高の推移
まず、iDeCoの推移から。
上記はiDeCoを始めた2017年からのグラフなので、かなり歪な結果となっています。
実際は、2005年から企業型DCをスタートしており、拠出額は毎月上限入れ続けています。
拠出金累計が2020→2021年に若干減少しているのは、2021年に拠出を止める事となり、一旦拠出した分が戻ってきた為です。
次に、企業型DCに加入した2005年からの推移です。
2017年以前の年度毎の資産額は正確にわからないのですが、拠出金は上限一杯だったので概算は出せました。
利回り7%目標で運用を続けた数値を2017年以前に当てはめた場合の投資スタート時からの資産推移は以下となります。
投資開始時点からの評価益・損益率は下記となります。
評価益:約+7,000,000円
損益率:+140.3%
2017年の拠出額と資産残高の急増は、企業型DC→iDeCoへの移管で運用益が確定した為です。
幸いな事に、目標としていた棒グラフ(黄色 運用利回り7%) を超える結果となっており、2017年には拠出額の約2倍で一旦利益確定させた事になります。
2017年移行のドローダウンは少し気になりましたが、許容ドローダウンには達しなかったのでほったらかし。但しハイリスク投資となっていた為にポジションを整理するタイミングを考えていた時期で、翌年のコロナバブルに上手く乗れたのは幸いでした。これで一旦、高リスクポジションを閉じる事にしました。
さすがに2017年の一度に取ったポジションのままで「ほったらかし投資」を続けるわけにはいきません。
今後の運用計画
現在は大半の資産を元本確保型商品にスイッチングしました。
その理由は、iDeCoに全資産を一括で移し替えた事によります。相場トレンドに関係する理由ではなく、企業型DCの商品そのままiDeCoに移れないので、これは仕方なかった事でした。
この時点で、大半を元本確保型以外の商品を一括購入した為、それまでにドルコスト平均法で購入してきた商品群ではなくなりました。投資を開始して得た16年分の複利効果を失った為、2017年時点のポートフォリオのままで「ほったらかし投資」をするのはリスクが高すぎると考えていました。これは前項の資産推移に現れている通りで、3年間は評価損となっていました。
今後は、現在の総資産に対して利回り7%を継続しては狙わず、元本確保型から毎月一定額を現在のポートフォリオに移していく事を基本計画としています。
企業型DC、iDeCo投資をやるべきか否か?
あくまで私見である事をご理解頂いた上で、私は、できるだけ若い時から余裕資産の範囲でやるべきだと考えています。
私は投資で大成功を収めているような類ではありませんが、普通の会社員の収入でも老後に備えてコツコツと資産を増やせる可能性は大いにあると考えています。現在までの企業型DC・iDeCoの資産推移はご覧頂いた通りです。
ハイリスク・ハイリターン商品を全力買いして短期間で一攫千金を狙おうとはせず、分散投資等リスク管理を怠らなければ、取り返しのつかない大損の恐怖にさほど怯える必要は無いのではないか、と。
インデックス型・アクティブ型のどちらが良いか?など具体的な言及は控えさせて頂きますが、投資を考えていらっしゃる方は選択肢の1つとして検討して良いのではないかな、と思います。
ほったらかし投資と言えば山崎元さんの著書が有名ですので最後にご紹介させて頂きます。
ほったらかし投資の考えについては、このブログで著書より引用する事は控えようと思います。
私の稚拙な文章で一部抜粋した事によって曲解を招いてしまうのは本意ではありません。
※投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行って下さい。
ご覧いただき、ありがとうございました。
ランキングに参加しています。ポチっと押してから去ってくれる方に感謝です。ありがとうございます。
コメント