こんなユーティリティ、探せば腐るほど見つかると思うんですが、探すのが面倒なので作ってみた。
ログオン画面に戻るのを阻止したい
管理者権限がなくて設定変更できないPCを使う事、あると思います。
とんでもない設定にされては困るという事で、こういう制限があるのは当然です。
ただ、１分離席したらログオン画面に戻ってしまい、ログオンパスワードを打たされる程ガチガチに固められた環境は、作業効率が悪すぎます。
というわけで、管理者権限がなくてシステム設定が変更できなくても、ログオン画面に戻らないよう小細工するプログラムを書いてみました。
なお、権限がある場合は、設定→個人用設定→ロック画面→スクリーンセーバー設定→「再開時にログオン画面に戻る」のチェックが外れていれば、ログオン画面に戻る制御を解除できます。
設定ウィンドウは、ショートカット Win + I で開く事ができます。Windowsボタンを押したら出てくる歯車アイコンのやつですが、バイドゥったら腐るほど出てくるので詳細操作は割愛します。
BlockingSS
このプログラムは、環境設定を変更できないPCや、そもそも設定ウィンドウすら開けないというWindows PCでのみ存在意義があるプログラムです。
BlockingSSは、exe単体で動く常駐型のプログラムです。
インストーラーはありません。zipファイルを解凍すれば使えます。
BlockingSSを起動しても何も表示されません。タスクトレイにアイコンが表示されるだけです。
起動中は、30秒に1回 F16 を押した時に発生するシグナルを発行します。
キーボード＆マウス無操作でログオン画面に戻る最短時間は1分なので、30秒に1回キー入力があればログオン画面には戻らない、という単純な仕組みです。
一般的なキーボードにはそもそもF16が無いので、このプログラムのダミー入力キーに使っています。
なので、F16を使うソフトウェアとの併用はできません。
例えば、Linux PCにSSH接続しているターミナルがアクティブだと、F16 は標準出力に ~ として出力されてしまいます。
というわけで、完璧な小細工をしたわけではありませんが、大半の用途ではF16 を押されても困る事はないでしょう。
終了する場合は、タスクトレイにBlockingSSのアイコンが並んでいるので、これを右クリック→Exitを選択して下さい。
当然のようにフリーウェアです。
ご利用の際は、同梱のreadme.txtを必ずご覧ください。
ダウンロードすると、Webブラウザが
「一般的にダウンロードされておらず、危険を及ぼす可能性があります」
と警告を出す環境もありますが、Webブラウザの仕様です。
ウイルス混入等ご使用のＰＣを汚染する事はありません。
気になる方はアンチウイルスソフトでスクリーニングして下さい。
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