子供の食べる事好きから、調理欲求への変化を感じた
長女は小学校中学年になりました。絵本からずっと読書習慣をつけさせたのが功を奏したのか、今では図書館に行っては本を借りてを繰り返しています。
先日借りた本は小説だったのですが、巻末に料理のレシピが書いてありました。その本がこちらの「ごちそうびっくり箱」です。
娘はこれを見て「作りたい!」と言う気持ちになったようで、今回は私がアシスタントとなって夕食を作りました。
3品、頑張って作ってみよう!
計3品を選び、その1品がこちら。
ちょびっと魔法をかけながら!
ジーパン魔女の煮ぐすり
用意するもの
ぶたロース肉300g/コーラ2カップ/しょうゆ1/2カップ/しょうが1かけ/塩・こしょう適量
つくりかた
- ぶたロース肉に塩とこしょうをよーくぬって、もめんのヒモでぐるぐるしばりましょう。
- それをお鍋に入れて、コーラとしょうゆ、すったショウガをドボドボドボ。
- ぶくぶく泡が出たら、弱火にして、煮汁が少なくなってきたら出来上がり。ヒモを取ってから食べてね。
★からしをつけて「ひーからら」。これぞ魔女の手料理。
引用元:角野栄子(2014年) 『ごちそうびっくり箱』 株式会社KADOKAWA (152頁)
子供がワクワクしそうなネーミングです。「どんな料理だろう?」と想像力を働かせて作ってみたくなったのだと思います。
他の2品も面白そうなネーミングです。
笑いがとまらない、とまらない
ほらふき大根
引用元:角野栄子(2014年) 『ごちそうびっくり箱』 株式会社KADOKAWA (156頁)
お空に帰ってしまう前に、パクッ!
トマトの入ったお月さま
引用元:角野栄子(2014年) 『ごちそうびっくり箱』 株式会社KADOKAWA (157頁)
食育は食べるだけにあらず
調理工程、時間を予想させる
3品作りたいと言った娘に、調理の順番や調理時間の推測をさせるようにしました。正解を求めているわけではありません。日常の出来事からも常に考えるクセをつけさせています。
また、自分でできる事、私に手伝って欲しい事を事前に分別させました。何事も予定通りには進みません。今回の調理も娘の想定と違う事が起こりましたが、何気なく過ごしている生活の一部でもPDCA(Plan, Do, Check, Action) サイクルのトレーニングをする事ができると考えています。
なお、私がやった事は
- 肉を紐で縛る
- 大根の皮むき
- たまご料理を、最後にフライパン返しする
でした。
調理過程にある「なぜ?」を考えさせ、答えを知る
なぜ、豚肉を紐で縛るのか?
なぜ、大根の下茹でに米(≒研ぎ汁)を入れるのか?面取りするのか?隠し包丁を入れるのか?疑問に思うよう誘導して会話をします。そして考えて答えた後、正しい答えを教えるようにしています。これは「なぜ?」と疑問を持って解決する力をつけて欲しいからです。今はまだ解決する術を身につけていませんが、「なぜ?」から思考を始めないと、大人になっても自力で成長・改善しない、そして何より「応用力が備わらない」と言うのが私の持論だからです。
今回は私が食材を揃えましたが、一緒に買物に行ける時は、新鮮な食材の見分け方等も教えています。これも食育の一環だと思っています。
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