数日前にGoogleトレンドで検索上位に入った「センザンコウ」。
新型コロナウイルスが猛威をふるっていますが、SARSの時も中国人の食文化(野生動物を食べる事) がヒトへの感染のきっかけと言われています。SARSの時はハクビシン、新型コロナウイルスはセンザンコウが宿主と言われていますが、果たして美味しいのでしょうか??実は私、2種とも食べたことがあります。
センザンコウ
アルマジロみたいですが、アルマジロの生息地は主に南米で、センザンコウはアジアからアフリカです。
ハクビシン
白鼻芯、鼻筋に白い線があるのが特徴です。
どこで食べたのか?
ベトナム在住時に食べました。
ベトナムも雑食で、何でも食べます。ヤギ鍋料理店はあちこちにあり、ベトナム人はヤギを普通に食べます。ただし、肉だけでなく、内蔵も脳みそも全て、ですが。
他にもカエル、ヘビは勿論の事、ウサギ、ワニ、トカゲ、犬、猫も食べ、中華料理店に行けば豚の脳みそスープと、何でもありです。
犬肉店は存在していますが、日本人には見つけられないと思います。猫はハノイ市やホーチミン市など大都市では、まず料理店がありませんが、田舎では食べるそうです。
10数年前の話なので、今は犬猫料理店は減っていると思いますが、わかりません。
そんな環境で、私は何でも食べていたのですが、ある日、政府要人から夕食のお誘いを受けました。
「珍しい動物が手に入ったから食べにいかないか?」
それが、ハクビシンとセンザンコウでした。この2種は食べるのは禁止されていたのですが、特別に提供してくれる店があるのだとか。さすが政府筋は何でもアリですね。。
料理店に行き、通された部屋も一番奥でVIPルーム感が漂っていました。
調理前のちょっとした出来事
なぜ、食べた肉がハクビシンとセンザンコウだと言い切れるのか?それは、調理前に生きたまま網カゴに入れられた2匹が部屋に運ばれたからです。
「今日提供する食材はこれでいいですか?」と。
ヾノ´゚д゚`)イヤイヤ
見ても、良し悪しなんてわかんねぇっす。。
ハクビシンを見て「かわいいー」と言っていた女の子がいて、店員が部屋から出ていく時について行きました。通路の角を曲がった所で、店員がハクビシンの頭を殴打して撲殺していたそうです。
泣きながら部屋に帰ってきた女の子の事が忘れられません。。
。・゚・(ノД`)・゚・。
実食!お味は?
ハクビシン
鍋で提供されました。
体はブツ切り、頭は真っ二つ、足も指も全てが食材となっていました。写真を撮ったのですが、過去に保存していたNASが物理故障して復旧できず、もう手元に残っていません。。
肉の味は、非常に美味しい!何の肉に近いか?と例える事はできません。
牛、豚、鶏、羊肉の味がそれぞれ異なるように、ハクビシンも例えようがありません。獣臭はほとんどありません。マトン程の強烈な匂いはなく、ラム肉と比べてもラムの方が臭うほどです。
ですが、ワニのように無味?という感じではなく、しっかり動物の肉の味。
もう1度食べてみたい、忘れられない味でした。
センザンコウ
これも鍋で提供。言わずもがな、ぶつ切りで全部入りです。
鱗が固くて食べにくい。味は、無味。こっちはワニのように無味でした。
これは、わざわざ食べるような食材では無いと思います。
最後に
私は他国の食文化を否定するつもりはありません。日本人が鯨肉を食べるのを他国から反対されるのも否定的です。私自身は「郷に入れば郷に従え」を実践してきました。おかげで今は香菜は好物です。
1番の問題は衛生管理が日本のようにしっかりしていない事ではないでしょうか?市場に行けば、生きたままの動物がケージに入れられて売られているんですから。外国では、生卵は食べられませんしね。
(日本食材店に行けば生食できる卵を売っています。)
既にSARSを超える死者が出ている新型コロナウイルス、早く収束して欲しいですが先は未だ長そうです。
武汉,加油!(武漢、頑張れ!)
国境を超えて人類が協力し、収束に向かう事を切に願っています。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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